古い着物は布草履にしました

私自身の着物ではなくて、父と母と祖母の着物の事です。

家には桐の箪笥があるくらい着物が多い方だと思います。
私の年代では、そうそう着物を着る機会がないので
どうしようか?思案していました。

何枚かの着物は既にリサイクルショップにも出せないくらい
傷んでしまって着る事も出来ず、古い浴衣などは穴が多く開いていました。
そんな時、知り合いの奥様に聞いたところ「布草履にするのも良いですよ」との御返事がありました。
布草履自体を知らなかったので、作り方をネットと図書館で調べ
初めは穴があいて使えない浴衣から勉強してみました。

布草履は草鞋を編むように作るのですが、柄によってはポイントがずれ
変な形に見えたりシンメトリーになるように編んだり工夫が必要です。
まだ、その頃は完全な素人でしたから左右の草履がちぐはぐで
家庭でも評判が悪かったのを覚えています。
練習用に編んだ布草履は、トイレで使用したり洗面所で使ったりしました。
また、綿の生地の着物は布スリッパにも転用が出来るので
便利な事も後々分かってきました。

やはり、形見の着物と云う事で高価な着物を布草履にする事を躊躇っていましたが
やはり劣化をしたり、処分に困ったりするうちに思い切って
布草履と布バックに転用する事を決めました。
また、帯もしっかりしたものは手提げ袋や布草履の鼻緒に出来る事が分かりました。
そうやって、普段の生活の中に父や母や祖母の面影を見出す事も出来ます。

現在は、全体の60%を布草履や布スリッパ、または布バックに手提げ袋にしましたが
まだ桐の箪笥の中には高価な着物も残っています。
そして、月に一回フリーマーケットに売りに行ったりしています。
先日は近くの老人ホームに10足分だけですが贈りました。
すると作り方の講師として参加して欲しい旨も聞かされましたので
機会があれば老人ホームの方へも行ってみようかと検討中です。

父や母の遺した着物を使い、私が手に職を持った感じになりましたが
このような結果になるとは思ってなかったので、今をとても楽しんでいます。



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